STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「何、突然?」



さっきは勝手に家の近所
まで行こうとしてたくせに、
ずいぶん矛盾した質問だ。



「いや。ちょっと気になって」



「そう……。

大丈夫だよ。誰にもバレてない」



「そうか。

見合いの話はどうなってる?」



「――保留になってるよ。

時々考えは変わったかって
聞かれるけど、あたしの
返事は変わんないから」



答えながらあたしは軽く
イラついてた。


今日に限ってなんでこんな
話してくんのよ。

サッサと終わらせて
帰りたいのに。


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