STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そんなことしたら、自分が
買春しようとしてたことも
バレちゃうんだから。



「ま、そうかもしれないけど。

でも絶対とは言い切れないだろ。

あ……それかコレ、
ネットでバラまいちゃうか」



「いい加減にしてっ!!!」



周囲の目も気にせずに、
ノドに痛みを感じるほどの
大音響で叫んだ。



立て続けに罵声を浴びせて
ひっぱたいてやりたい
くらい、はらわたが
煮え繰り返ってた。



……でも、それはできない。



あたしの大声を聞くや
いなや、男があたしを
抱きすくめてきたからだ。


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