STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
ウソだよ。絶対ウソ。



あたしはそんなのを
信じれるほど、平和で
ハッピーな頭は持ち
合わせてないんだから。



「とにかく行こう。

どうせ行く所だって
ないんだろ?」



男があたしを引きずる
ようにして歩き出した。



あたしはジタバタもがいて
必死で抵抗する。



でも、大人の男の力に
かなうわけなんてない。



あたしは抵抗もむなしく
男の停めたタクシーに
押し込まれ、行き先も
わからない夜の中に
迷い込んだ――…。





     ☆☆☆☆☆



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