STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「せっかちだな。
話は最後まで聞いて。

この話に乗ってくれたら――」



那智は胸ポケットから
財布を出し、中の札束を
バサッとテーブルに投げる。


白いテープで束ねられた
ままの、新札の束。



「あいにく現金はこれしか
持ち合わせがないけど。

だから後は、これを渡すよ」



続いて札束に重ねたのは
銀行のキャッシュカードだ。



二人の男女は完全に言葉を
失い、口をあんぐりと
開けてそれらを眺めていた。



「たしか7、800万は
入ってたと思うよ。

暗証番号は****。

――どう? 
協力してくれたら二人で
山分けしていい」


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