STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
(あたし……刺されたの……?)



体にそれらしい痛みを
感じる所はどこもないけど。



それにここはあの部屋じゃない。

ここは、一体――…?



……そう思った時、声がした。

少し驚いたような女の人の声。



「あっ、起きたの?

ゴメン、気づいてなかった!」



そうして視界に声の主が
飛び込んでくる。



舞さんだった。



彼女があたしのすぐそばに
立って、真上からあたしを
見下ろした。



「気分どう? 先生が
麻酔の影響でしばらく
頭痛とグラグラした感じが
するかもって言ってたけど」


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