STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
(先生? 麻酔?

それじゃ、ここは病院……?)



寝かされた簡素なベッドと
室内に漂う薬品の匂いで
そんな気はしてたけど、
やっぱりそうなんだ。



「頭痛は、します……。

グラグラはわかんないけど……
体が重くて、なんか思う
ように動かないってゆーか」



「そう。やっぱ薬抜け
切ってないんだね。

大丈夫だよ、気分よくなる
まで居ていいそうだから」



そう言って舞さんは
ニコッと笑う。



だけど徐々に頭の周り
出してきたあたしは、
とても笑い返せる心境
じゃなかった。


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