STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
そうすれば理由は違えど、
計画を果たすことができる
かもしれない。



だけど那智は迷うことなく
首を横に振って、



「いいよ。

っていうかそうなると、
オレ達のしてたことも
話さなきゃいけないんだぜ?」



「あ、そ、そっか……」



「そういうこと。

とにかく、今回はもういい。

いつかちゃんと――決着は、
自分でつけるから」



そう言った那智の瞳には、
ゆるぎのない強い光が宿ってた。



だからあたしはもう何も
言わず、ただ黙って頷く。


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