STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「どうした? はぐれた
迷い猫みたいな顔して」



「だっ、誰が迷い猫よっ!」



言葉は強気に反論した
けど、ダメ。



瞬間的に頬が熱くなる
感じがしたから、きっと
顔は赤くなってる。



案の定那智はプッと噴き出して、



「何ムキになってるんだよ。

そっか。オレがどこにも
いなかったから、心配
したんだ?」



「……………!!」



悔しいけど、那智の図星。



あたしはそれ以上いいわけ
してもボケツをほるだけの
気がして口をつぐんだ。



那智はそんなあたしに
スッと片手を差し出して、


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