STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
次の瞬間には、あたしの
体は那智に抱え上げられてた。



那智は細い腕に軽々と
あたしを抱いて部屋に戻り、
自分のベッドルームへと
移動する。



「那っ―――」



ドサッとスプリングの
きいたベッドの上に
おろされたと思ったら、
また熱っぽいキスが
降り注いできて――…。



「や……那、智……!」



「嫌じゃないだろ?

抵抗しないの」



抵抗するよっ。



だって……あたしの気持ち
知ったくせに、どうして
こんな―――。




「――汐音が、欲しい」


_
< 369 / 396 >

この作品をシェア

pagetop