STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
不覚にも鼓動がドクンと波打つ。


――男の声に、初めて
あたしを軽蔑するような
冷たい色が見えたから。



「汚い中年とスルのと、
オレみたいのと普通に
食事するの。

もしかしてキミには中年
相手の方が合ってるってわけ?」



『だったらキミは相当
たいしたタマだね』



そのセリフにあたしは
カッとなって反論した。



「誤解しないで。

あたしはホテルに入っても
ヤッてないわ」



そう――あたしは最初から
眠らせるのが目的。



オジサンと寝るなんて
考えたこともない。


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