STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
「へぇ。一度も?」



男はちょっと意外そうに
目を丸くする。



「一度もよ」



「驚いたな。

それじゃあ毎回持ち逃げか。

意外と危ない橋渡るね」



「あたしの勝手でしょ」



「ヤッちゃって固定客に
した方がはるかに収入は
安定するだろうに。

なんでヤらないの?」



「だから、イヤだからに
決まってんじゃないっ!!」



金切り声で叫んでから
ハーハーと荒い息をはいた。



バカみたいだあたし。



さっきからあたし一人
ガキんちょみたいに
ギャーギャーわめいて。


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