STRAY・CAT 〜ソノ指先ニ恋ヲスル〜《年上男と媚薬な契約》完
からっぽになった後に来る
感覚は一体何?



それに身を任せるのは
あたしには未知の体験
すぎて、ハッキリ言って
――怖い。



……そう思った時、那智の
声が耳をかすめた。



なんだかおかしいくらい、
優しい声だった。



「おびえなくていい。

体に正直になって」



「で、でも―――…」



「でもじゃないだろ。

――これは“契約”なんだ。

汐音のためにも、必要な
ことなんだから」



「……………!!」




“契約”



今夜、あたしと那智が
取り交わした約束。


_
< 57 / 396 >

この作品をシェア

pagetop