いつまでも
授業中、私は何故か託也をずっとみていた。
みてしまうのだ、
視線が託也にいってしまう。
触れたいと思う。
変態だ…。
何思ってンだよっ
心の中で自分にツっこむ。

でも、
確かに変だ。
最近変だ。
可笑しい。
前まではそんなこと思わなかった、自分の気持ちを分かって欲しいなど、思わなかった。

どうしてだろう、
今すぐ伝えたいと思うのは、

頬が赤くなるのが自分でも分かった。
ふと、託也がこっちを見た。

「何?」

私は反射的に目をそらす。
「何でもないっ///」

うつ向いたまま答える。

「ちゃんと前見なさい。」

託也に怒られた。
悲しくもなかった、
悔しくも、
腹もたたない。

むしろ、嬉しかった。

託也と2人で話が出来て
嬉しかったのだ。

「はぁ~ぃ」
笑顔で返事をし、前を向いた
< 4 / 23 >

この作品をシェア

pagetop