82歳、ベッドの上で②


休みを利用して
実家に戻っては


おばあちゃんと
お話をする


そしてまた帰ってからは
看護の勉強



そんなことを繰り返して
数ヶ月を過ごした



何度行ってもやっぱり
おばあちゃんは

私を
思い出さないけれど




おばあちゃんの笑顔が


お日様のような
笑顔が見れるのなら



私はそれで良かった



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