夏の日の出来事


「聖夜」


「いてっ」


頭をペシッと叩かれて起きる


「ンだよ...」


「行かねえの?北野んとこ」


「あぁ、行く」


「じゃあ行くぞ」


「へいへい」


カバンを背負って康祐のあとをついていく


...が、ついたのは康祐の彼女が居る教室


「おい、康祐」


「おう」


「誰もお前の彼女紹介しろとは言ってねえよ」


「この教室に居るんだって。凜乃ー」


おいおい...


どうでもいいし...


俺は教室のドアにもたれる


「ほれ、聖夜」


「....」


「え、聖夜君!?」


コイツもか...


またキャーキャー言われるだろうなー...


ふと、窓際に座ってる人を見る


あ、目が合った


だけどすぐに逸らされた


「あれが北野由愛」


「ふぅん」


康祐が教えてくれた






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