チビなアイツ
「俺は先生じゃねぇよ。」

ドキッ…
なんだろ…さっきの胸の高鳴りは…

「なに?」

「俺も気分悪いし」

「そうなんだ」

運悪くここのベッドは二つつながっている。

「カーテン閉めるよ。」

「開けとけ。」

「なんでだし。」

「なんでも。」

背を向かいあわせで
あたし達はベッドに入った。

ドキドキしてるよぉ。
キスの事もあるし。
気まずい…

そんな事を考えていると
あたしは浅い眠りについた。



「…ん?」
目をこすりながら起きる。
体が重い。
パチパチまばたきをすると。

「わっ!!」
チビと抱き合うような形になっていた。
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