暴走族と4才児!
「あぁ、可愛い」


彼方は、にかっと笑ってわしゃわしゃと理央奈の頭を撫でる。


「かなにぃ、髪の毛ぐしゃぐしゃになっちゃう~!」


笑顔ではしゃいでいる理央奈を見て、忍はムッとした表情になった。


「…理央奈ちゃん、そういえば、さっきすごく綺麗な貝殻があったんだ」

「えっ?!嘘っ、どこどこ?!」


目を輝かせる理央奈に、忍はあっちと指を指す。

理央奈は、はしゃいで忍が指を指した方向へと走って行った。


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