暴走族と4才児!
そう、愛美の他の2つの影の一方は、理央奈の父親だった。


「理央奈は何か言ってたか?」


「ううん…。特に何も言わなかった。愛美が本当はお友達じゃないって、気付いてるからなのかな……?」


「………………?!」


愛美の言葉に、理央奈は目を見開いた。


(本当は、お友達じゃない……?)


「それはないだろ。友達じゃないと気付いていたら、星龍のことを愛美に話したりはしないはずだ」


「パパ……」


理央奈は、思わず声をあげそうになって口を押さえた。


< 206 / 247 >

この作品をシェア

pagetop