暴走族と4才児!
「あはははっ、餅にはなってないから大丈夫だよ」


遥は、そう言うと自分の腕の中にいる理央奈の頭を撫でた。


「そうなの?」


「あぁ。安心しろ」


「くっ…、ははっ、星龍メンバーが理央奈をほっとけなかった理由が分かる気がするわ」


千暁は、そう言うと遥の腕から理央奈を奪い、抱っこしながら言った。


「理央奈、何かあったら俺に言えよ?助けてやるから」


「…うん!」


理央奈は、満面の笑顔で千暁に抱きついた。


(……理央奈は千暁さんがお気に入りですか、あーはいはいそうですか)

遥は、「俺だってケンカ教えたりしたのに…」と拗ねながらその光景を見ていた。
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