暴走族と4才児!
「……その子は?」


香織は、理央奈を見て不思議そうな顔をする。


理央奈が名前を言おうと口を開いたのを、祥平は手で口を押さえて止めた。


「香織さんには関係ありません。……早く“旦那”の所に戻ったらどうですか?」


「……っ!」


香織は、傷付いた表情で祥平を見る。


だか、祥平は香織と目を合わせようとはしなかった。


「………ごめん、ね」


香織は、悲しそうな顔でそう言うと背を向けて去って行った。


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