エールミー!
そんなことを思いながら、
私は生徒会室に一人で居た
今日は部屋まで一人で行ったら
まだ部屋のなかには誰もいなかった
お茶でも、用意しよ…
そう思ってソファから立ち上がったとき
バタン―――
「あ、沙田ちゃん、もう来てたんだ!」
理乃さんが部屋に入ってきた
「理乃さん…、あ、お茶入ります?
今入れようと思ってるんですけど」
そう言うと
理乃さんはなぜか不思議な顔をして
私に近づいた
「……沙田ちゃん?どうしたの?」
「え…」
何か…勘づかれた?
「なんか…
いつもの沙田ちゃんじゃないような気がして…」
「…いえっ……そんなことないですよ」
顔をそらした
目を見れない
「………沙田ちゃん、
私は沙田ちゃんが好きだよ?
………誰がなんと言おうと、どう思おうと」
…………、
理乃さん…
涙が、溜まる
「理乃さん!私、知りたいことがあるんです!!」