エールミー!
おそるおそる陸先輩を見上げると、
ちょっと顔が赤くて…鼻を抑えてた
「あ、洗ったほうがいいですよ!」
「な、なんでだよ」
「汚いからですっ」
私は足の痛みをこらえて立ち上がり、
先輩の腕を掴んだ
「汚くない」
「でも…」
「汚くないから…」
「………」
しばらくの沈黙、
また、目線がはずせない
私は諦めて先輩の腕を開放する
びっくりしすぎて涙はもうひいていた
…あれは、なんだったんだろう…
その時、陸先輩をみると顔を赤く染めて
私と顔を合わせなかった