エールミー!




最近気付きはじめていた。

この痛みが、なんであるのか




でも信じられなくて……いや、違う。





あり得ないなんて思っていたんだ




自分がこんな気持ちになるなんてことは




だから無意識に
その気持ちを押さえつけてきたのだろう








だけどもう、限界らしい

隠せない





陸先輩と、まだ相変わらずなのに



私はそのことよりもずっと、

大きく存在するこの気持ちに気づいたんだ












咲坂くんが、好きだ。








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