エールミー!



***



帰宅





長い長い電車に揺られて徒歩で家に帰宅




家の前にある地元の高校をみると

つい、ここにしとけばよかったなと後悔しがちなのだが



そのたびに咲坂くんの顔が浮かび、

あの電車があってこその今なんだなって
電車通学に憧れてた中学時代に感謝する







自分の部屋にたどり着いて、
窓際のベッドにダイブ





はぁ、と一人ため息







咲坂くんが、愛しい





一瞬。




だけどはっきり脳内にその言葉がうつったのだ



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