エールミー!
「…?」


髪の毛が、金髪…

この学校結構レベル高いから不良とかそんな類いのひとはあんまり見かけない

最後に見かけたのは半年前、私が脅迫を受けたとき

そういえばあの人たち、最近本当に見かけなくなったな…


「これ、キミのじゃない?」

金髪のひとはピンク色のハンカチを差し出して来た


「あ…、私のだ」

念のため、スカートのポケットを探ったけど無かった

どうやら落としていたみたいだ


「はい、どーぞ」


そう言って彼は微笑んだ


あら…意外といい人。


「…どうも………」


金髪男はそのままどこかに歩いていった



***



< 66 / 78 >

この作品をシェア

pagetop