エールミー!
***


「んで、…やっと、わかったのね?」

「はい…」


放課後にたくさん練習したあと、私は理乃さんを呼んで半年前と同じ店に入った

もちろん自分の気持ちが分かったと、一番応援してくれた理乃さんに話したかったから


「いやぁ…しかし長かったねぇ、うん、それだけの時間をかけて見つかったなら、間違いなくその想いは本物だよ」

理乃さんは笑って、ポテトを口に運んだ

「その…ありがとうございます…、理乃さんがいなかったら私…自分の気持ちに気づけませんでした」

「……」

私がそうゆうと、理乃さんはなぜか黙り込んだ

なにか考えているようにもみえた

「…私も、咲坂君にお礼言わないとなぁ」


「へっ?」


ちょっと頬を赤くした


「咲坂君が…沙田ちゃんを生徒会に誘ってなかったら、私は沙田ちゃんと友達になれなかったし…」

理乃さんはうつむいて私に顔を見せようとしない

「……っ」

なんか…こっちまで照れちゃう


「きょ、今日の沙田ちゃんの曲聞いてたら…本当に咲坂君のおかげだなぁって…」


「……はい…」


本当に、咲坂くんに感謝しなきゃなぁ…

理乃さんも陸先輩も会長も…今までの私だったら絶体出会わなかったし、生徒会に入る勇気だってなかったなぁ…

「んで、そんな咲坂君に恋をしちゃった沙田ちゃん!」

「ちょっと!あんまり大きな声で言わないでくださいよ!」

周りの人の目線が集まる

「いーじゃん!恋をするのは良いことだよ!」


「だからって!」

うわぁ…どうしよう、顔が真っ赤だ


「とにかく、私にできることがあったら、絶体に協力するからね!」

「……はい、ありがとうございます。理乃さん…」

理乃さんの笑顔にさっきまでの焦った気持ちが落ち着いた


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