キミだけが。



あたしはうまく聞き取れず


「先生?なんて言いました?」


そう、聞き返した。


「原川くんって言ったわ。そーよね?」


先生はベッドで寝ている正体不明の人に話しかけた。


「違うんすけど。」

と言いながらカーテンをあけたその人。


「いい加減、覚えてくださ・・・・・。」


あたしと目があい言葉を途中でとめたその人物は・・・









―あたしの天敵・・・堀川だった。








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