キミだけが。
あたしは、6月の中旬から、美由紀のクラスの来生と多く関わりを持つようになり、彼氏がいるのにもかかわらず美由紀の影響で来生と手紙交換をするようになっていった。
このとき、確かに手紙交換が堀川にバレるとやばいって分かってた。
でも、なぜかやめるという考えがあたしの頭の中になかった。
ある日、家庭科の授業で悠が急に、
「お前、ほかのやつと付き合ってんの?」
と言われた。
もちろん付き合ってなんかいない。
どうしてそんなことを聞いてきたのか分からなかった。
でも、正直に答えた。
そっかとだけ答え、堀川のところへ行った悠。
このときから、きっと堀川があることを決心していたんだろうね。