キミだけが。



とっさに隣の沙奈を見る。
なに?って顔してるからきっと内容を知らないんだろう。
手紙を沙奈に渡した。


「えっ……。」


沙奈は目が飛び出しそうなくらい驚いていた。


「ちょっと悠!!きて!!」


悠を呼ぶ、沙奈。


「これ、どーゆーこと?ドッキリ?」


沙奈は、少しキレ気味に聞いた。


「ドッキリなわけねーじゃん。あいつが言ってたんだよ。」


「「………………」」


悠は自分の席に戻った。


あたしは、また沙奈の前で泣いた。
と、ゆーよりは、沙奈の胸で泣いた。
みんなに聞こえないよーに声を押し殺して。
そんなあたしを沙奈は優しく抱きしめていてくれた。





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