キミだけが。



来生とは思うように会えるわけじゃないから、いつもメールで繋がっていた。
でも、部活の日が重なるときは、部活を抜け出して、野球部のとこに行った。
思うように会えないぶん、気がすむまで話していた。
それが日課になっていた。


遊べなくたって会えなくったって、話すこととかメールしてたから我慢はそれなりにできた。


来生は本気であたしを愛してくれていた。
あたしも愛していた。

つもりだった。

心のどこかでやっぱり堀川がでてきちゃう。
忘れようとすればするほど、付き合っていたことを思い出す。
付き合ってた時にもらった手紙を読んで、泣いちゃう時があった。

堀川のことなんて考えちゃいけない。
来生のことだけ…って思い知らせても変わることは1度もなかった。






< 85 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop