キミだけが。



部活があって疲れてるはずなのに毎日メールしてくれるなんて優しすぎだよね。
あたしは幸せもんだな。


「おい、お前ら俺いるの忘れてねーか?」


と言ったのは永輝。


完全忘れてた…。
あ、そーだ!!
ここはからかってみよう!
と思ったあたしは・・・


「ねぇ、永輝?」


「なんだよ急に。」


「彼氏できた?」


うん、そうこれを聞きたかった。
どーせできてないだろうし、
流風のためにもね。(あたし、けっこー優しくない?)


「・・・・・・・。」


なんか2人ともしらけてる。
ちょいと気まずくないっすか?

そんな沈黙を破ったのは・・・


「なぁ、瑠依?」


来生だった。


「なあに?」


「なんで永輝に彼氏なんだ?」









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