慟哭の彼方
――お前みたいな友達がいてよかったよ。
泣き腫らした目で彼が笑う。
その次の言葉を止めることができたなら、俺はこんなに苦しむこともなかったろう。
――俺も、お前みたいな友達に会えてうれしいよ。
なんであの時ああ言った?
どうしてあの時言ってしまったんだ。
後悔と罪悪感がない交ぜになって、何とも醜いものを俺の中に作りだす。
二度と消えないと思っていた。
一生背負い続けるのだと、思っていた。