きゅんきゅん同盟


彼女はとても素直でかわいい子なんだと感じた。


誰だって、デブとかブタとか言われるの嫌に決まってる。


でも、自分でもそれを認めてるフリしないと、毎日笑って生きていけなかったんだ。



平気なフリして笑っているように見えても、

それは唯一の自分で自分を守る方法だったのかもしれない。




心の中なんて、そう簡単に見えやしないんだ。


私がこれから教師になることができたら、このことを絶対に忘れないでいつも胸に置いておこう。



見えている部分が全てじゃない。


隠していたり、

鍵をかけていたり、

そんな心の中までも、ちゃんと見つめることのできる教師になりたい。






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