純子。

何?指輪??

美香はそっとしゃがみ込み、丸く輝く“それ”を優しく拾い上げると、じっと見つめた。


『これあの時・・・欲しかったって・・・』

美香の止まっていたはずの涙が溢れ出した時、大粒の涙が何を表しているのか鈍い俺でもすぐに気付いた。

彼からの贈り物なんだと。


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