SKY☆ROUND

6.真希の秘密


『真希、大丈夫?何かあった?』

しゃがみ込んだままのあたしに、タケルがそっと手を差し出す。


『だ、大丈夫・・・』

あたしは、彼の手を借りてようやく立ち上がることができた。


そして一歩一歩前に進んでいく。
トボトボと少しずつ前に・・・。


4人に近づいた時、あたしはできるだけの笑顔で声をかけた。


『あれ!?麗奈と美咲じゃん!!うちに来てたんだぁ。遊びに来るなら言ってくれればよかったのに』

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