SKY☆ROUND

『そうだよ!あれって二股でしょ?ありえない、ありえない。真希ならもっといい人みつかるからさ、あたしが保証する♪』

麗奈も明るく振る舞う。




少しの沈黙が流れた後、背中を向けたままあたしはこたえた。


『2人ともありがとう。でも違うの。ひどいのはあたしなの。本当は・・・彼・・・あつ兄は・・・あたしの彼氏なんかじゃないの』

そして振り返り、あたしは力なく笑った。


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