片翼の天使(短)
落ちてきた天使
ある日の晴れた朝。
いつもと変わらない日。

寝坊して、慌てて学校に向かっていた。

『やっばぁ~い!!遅刻だぁ~!!』

朝が弱い私は、毎日ギリギリで登校。

いつものように全力で自転車をこいでいた。

その時…

―やっと見つけた、オレの羽根―

突然、空から影が!!


“ドンッ”


『やっば!!何かひいたっぽい(汗)』

『いってぇー!!』

『え!?人!?だって空から降って来なかった!?』

慌てて自転車を下りて駆け寄ると…
ん?羽根?

『ケガは無いですか??』

一応、聞いてみる。
なんだか変な人っぽいから、出来れば関わりたくないけど、私がひいちゃったんだし…。


………


返事がない。
まずいよね、この状況(汗)

『あの!大丈夫ですか!?しっかりして下さい!!救急車呼びますか!?』

声を掛けると、ムクッと起き上がった。

『何回も耳元で騒がないでよ!聞こえてるから!!』

なぜか怒られた。

『なんか、元気みたいなので、行ってもいいですか?学校に遅刻しちゃうんで。すみませんでした。』

“ペコッ”とお辞儀をして自転車に乗ると、

『イタタタタタ!!』

ん?

『すみません!やっぱりドコか痛みますか!?』
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