-water love-
エピローグ
 今考えると、あの決断は彼女が俺に与えてくれた運命だったのではないか  と思う。    





だって彼女が目の前の人々を見殺しにするわけないから・・・


俺はそれで十分だ。  


本当は分かっていた。  

いつかは立ち直らなければいけないこと。
こんな風に落ち込んだままじゃいけないこと。



そして俺は彼女の思い出をそっと胸にしまった。
彼女の笑顔は俺の心の中で生きている。  


上を向こう。

俺はこうして一歩を踏み出すことができた。



ふと、耳元で聞こえた気がした。
 






「今までありがとう。 

 私は大丈夫だから。」                 



ーEND-
< 13 / 13 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

メール生活♥

総文字数/1,071

詩・短歌・俳句・川柳11ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
  小学校の時好きだった人 から中学になったある日私に  一通のメールがくる。   忘れたと思っていたのに 彼にどんどんはまってく私・・・ 今の自分の気持ちに気づく。
君が欲しい

総文字数/550

詩・短歌・俳句・川柳4ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
  別れてもまだ君が忘れられない。   後悔する。 自分のせいだ・・・    まっすぐに生きたい。  プライドとか気にせずに。
恋なんて・・・ (短編8P)

総文字数/1,470

恋愛(その他)8ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
高校受験をひかえた中三の笠原 えみはやるせない日々を送っていた。 女子となんかつるまない。  男子なんて好きにならない。  恋なんてしない。  そう思っていた彼女の前にあいつが現れる。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop