遠恋~初めての恋~

最後のクラス替え

SIDE建

んー今日からまた学校めんどくせえ…
眠いよ。

俺はだるそうに用意して学校に向かった

「おい建~」

「あー?ああ、浬玖(りく)か、おはよ」

「おっはよってなんでそんなに不機嫌なんだよ(笑)」

「だるいじゃん学校眠いしさあー」

「まーそーだけどさ、同じクラスなれるといいな」

「そーだな」

浬玖は俺が小さい頃からずっと一緒の
一番の友達だ。

「そーいえばさ建はどこ受けんの?」

「んー教えねえ(笑)」

「はあw ケチケチw」

俺の行きたい高校は決まってるんだけど
まだよくわかんなくて迷っている
だから浬玖にも言えねえ。

「あー俺ら同じクラスだーわっしょい」

「わっしょいってどこの祭りだよ(笑)」

俺と浬玖は同じクラスになれた
はっきり言えば嬉しい

始業式、校長の話なげんだよ。
ってかなんで今日だけパイプイスあんだよ。

「あーあさって入学式だからパイプ椅子あるんだねえー」
と女子の会話が聞こえてきた

ああ、そっか入学式とかまただりいな…
でも宰と優生も入学してくんのか
あいつらぜってえ不良になるよな。

俺はもう高校行きたいからやめたけど
あとから後悔すんのは自分だからな。
俺には関係ねえか。

とか思っていたら校長の話は
あっという間にすんで
始業式も終わっていた

「ああ、だりい」

「建、そんなにだるいだるい言ったら俺までだるくなるう~」

「何その喋り方!きめえぞ」

「女子のまねしたんだよ(笑)うるせえな(笑)」

やっぱ浬玖は最高の友達だ

今日は2時間で帰れるから
すぐに学校は終わった

俺は家に帰らず浬玖達と遊んだ

ピリピリピリ

携帯が鳴った
母さんからだった

「今すぐスーパーでみりん買ってきて
 20分で帰らないとご飯抜き(はぁと)」

なんだよハートって。
まー行くかっご飯抜きはいやだしな

「じゃー俺帰るわっ」

と一言言ってスーパーへ向かった
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