黒猫おうじいかがですか?




 「別れて欲しいの」




 「ふぅん」


 彼はまるで知ってたような
 振る舞い‥なんで?


 「別れないよ」


 「えっ?」


 ‥‥とさっ



 気づいたときにはもう
 遅かった

 あたしは彼に押し倒されてる


 「ねぇ、止めてよ」


 「じゃあさっきの
 取り消せ」


 なんであたしを
 縛りつけるの?


 あたしが気がついてないって
 思ってるのかな


 カーペットに落ちてる
 長い茶色の髪の毛にも

 いつも貴方が付けてるのとは
 違う甘い香水の香りにも

 シャツの隙間から見えた
 キスマークにも‥




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