携帯撲殺
教室中が静まり返る。



川畑の頭からは
床の隙間に沿って血が流れる。




突然の出来事に誰もが身を固めた。




鉄の空気の中、
最初に動いたのは美由だった。



倒れている川畑のもとに駆け寄る。



「川畑くん!?
川畑くん!・・・・救急車呼んで!先生!」



教卓の上に硬直していた
理科教師が我にかえったように救急車に電話をかける。





だんだん教室内が
ざわめきの嵐になった。



「幽霊だ!幽霊がきたんだ!」

「怖い・・・・。」

「幽霊が川畑を殺した!」

「マジでありえねえ・・・・。」



疑問、恐怖、驚愕の声が飛び交う。




泣き出す女子も少なくなかった。




義文も信じられないと言うような目で
倒れている川畑を見つめていた。




久美は由紀の肩にすがり付く。










由紀が机の引き出しに隠した
携帯の画面には「ボクサツ完了★」
の文字が光っていた。

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