岩内さん、フォーカス!
静は尻尾を振って望の足元に寝転んだ。



「静さん、警戒心無いですね」

「もう長いこと飼っているし」



望はかがんで、静を撫でた。

子犬が駆け寄って来る。



「あ。来ましたね」



子犬は静と同じ行動をとった。



「このコも、警戒心無いですね」

「捨てられてたのにな」



望は子犬も撫でた。



「…凪というのは、どうでしょう?」

「ああ。名前?」

「はい。穏やかな性格の様ですし」

「そうだね」



君の名前は、今日から『凪』だ。



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