ふわり、ひらり

夢と記憶の足跡

「雪乃ちゃん、遊ぼう?」


「雪乃ちゃん、あっち行こうよ!」


「雪乃ちゃん可愛いね。仲良くしたいな」



小学校に入学したばかりの頃、自分でいうのもなんだけど、私には友達がたくさんいた


「雪乃ちゃん、走れないの?」


「雪乃ちゃん、じゃああっちで本でも読む?」


でも私は体が弱く、みんなと一緒に外で騒ぐことはできなかった

友達も最初は気遣ってくれた


「雪乃ちゃん、私あっち行ってくる!」


「雪乃ちゃん、一人で大丈夫だよね?」


でも、それは長くは続かない

みんな、みんな離れていった


「...うん、大丈夫」


一人ぼっち、孤独

本なんて読まなかった

ただチャイムが鳴るまで椅子に座ってぼーっとしていた


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