素敵男子製作中
久しぶり(と言ってもしょっちゅう姉ちゃんは帰ってくるが)に
家族四人揃って夕食を済ませ、
僕は自分の部屋に行き、
さっき姉ちゃんのせいでやりそびれたゲームのスイッチをつけた。
至福の時だ。
部屋で好きなことやってる時間が一番楽しい。
コンコンッ
僕の幸せを壊すノックの音がした。
「一郎~?入るよー!」
ガチャッ
「うっわー
あんたの部屋、また変な人形増えてない?」
「へ、変な人形って・・・
それより、何しに来たんだよ」
「ここでテレビ見させて~」
「なんでだよ!?
リビングのテレビがあるじゃないか」
「だってお父さんが野球観てるから。
あたし、どうしても観たいドラマがあるからお願い!」
「だ、だめだよ。
今ゲームやってるんだから」
「ゲームなんていつでもできるでしょ。
ドラマは今しか見れないんだから。」
そう言って姉はゲームのスイッチを切った。