素敵男子製作中


「葉山君って優しそうだね」



「え・・・・そ、そうですか・・・?」




突然美人の花岡さんがこんなことを言うもんだから
心臓が止まるかと思った。



「うん。

前からそう思ってたんだ。

葉山君とは3年生で初めて同じクラスになって

今日初めて話したけど、

やっぱり思った通りの優しい印象だった。」



いつも周りからは
「きもい」とか「ネクラ」だとか言われていた僕にとって
こんな風に女子から言われることなんて初めてだった。



この瞬間、僕は初めて恋をした。



これが僕の初恋の始まり。



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