お月様の飼い主
扉が開いて、
リビングからのまぶしい光に眉をしかめる。
バスロープを引っかけただけの貴方が立っている。

あたしは何も言わず、
貴方の横をすり抜けて、バスルームへと向かった。

< 5 / 31 >

この作品をシェア

pagetop