超短編 『夢』 6
食べられません
俺は目の前に並んだ料理を恨んだ。

俺のために超一流のコックたちが作ってくれた、究極の料理なのに食べられない。

別にダイエットをしている訳ではない。


食べたければ食べていいのだ。

好きなだけ。


しかし、食べることが出来ない。

何故なら、もう死ぬほど食べたからだ。

それなのにまだまだ料理は運ばれてくるのだ。


「すみません。もう食べられません」

俺は店の支配人に伝えた。


「何をおっしゃいますか。食べられないなんて。わかりました、遠慮なさっているのでしょう。では、お手伝いしましょう」

支配人が手を叩いた。


すると、ウェイターが二人やってきて、私をはさむように立った。



何をするんだろう。
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