鎧―キミヲ守ル―
涼花ちゃんは「ふぅ…」と溜め息を吐き、いつもの可愛い表情に戻ると、私の手を両手で握った。

私は「ん?;;」と首を傾げた。



「また来たら、いつでも仰って下さい!私と準君のように、翼さんと瞬斗さんにも幸せになって欲しいんです!」



…“私と準君のように”?

何か気に食わないけど、頷くべきでしょうか…;;



「おおきにぃ;;」



「はい!」



涼花ちゃんは私の手を離すと、隣に居た準に赤い顔でニコニコ。

私は何だかその姿が可愛くて、瞬斗の肩に凭れながらクスッと笑う。



「―――午前の部を終了します。午後の部は13時より開始。“珍借り物競争”に出る方は、13時に直接、入場門に集合して下さい」



…幸せを邪魔すんなやーッ!!




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