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「想うくらい自由だろ。止める権利は誰にもない」
「…………」
その自由は、あたしをダメにしていくから、諦めなきゃいけないの。
あたしだって、優しい人になりたいと思う。少しでも性格の良い子になりたいって思うから。
いつまでも先輩を好きなままでいたら、あたしは取り返しのつかないくらい、今よりもっともっと性格の悪い女になってしまう。
それだけは、避けたいんだ。
「責めるような言い方をした俺が悪い。遠回しに諦めろって言ってるように聞こえたかもしれない」