Color
落ち込んで俯くあたしの視界いっぱいに映るピンク色。
「やる」
それは、岩崎先輩がイチゴミルクをあたしに差し出していたからだった。
「い、いいんですか?」
「甘いの嫌いなんだよ」
へぇ…甘いの嫌いなんだ。
手に入れた岩崎先輩の情報を、頭のメモ用紙に書き込む。
役立たずって言われたけど、大好きなイチゴミルク貰えたし、先輩の情報も入った。
失敗はするもんだね!
スーパーポジティブなあたしの笑みに、岩崎先輩はため息をついていたのだった。